増子良太のブログです

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MTDDC(MovableType Developer & Designers Conference)2014に参加してきた

      2016/01/28

MTDDC(MovableType Developer & Designers Conference)に行ってきました。

去年は残念ながら日程が合わず参加できなかったのですが、今回は参加してきました!

色々なセッションがあって、全部出てみたいところですが無理だったので、僕が視聴したセッションをまとめておきます。

大雑把な流れとしては

実行委員長より挨拶 → シックスアパート株式会社平田さんの基調講演 → 会場が4つに分かれてそれぞれでセッション

という感じでした。

基調講演(シックス・アパート株式会社 執行役員CTO 平田大治 氏)

MTの今までと今後というお話でしたが、MT6が今後どう進化していくかというお話の中で、MT6から追加されたDataAPIの機能を大きく追加したDataAPI 2.0というものとMovableType.netというサービスが発表されました。
MovableType.netって何??

インストールせずに使えるMTです。AWSやCloud版と違うのは、サーバなどまったく意識せずに使えるという点にあります。

アカウントを取得する流れでウェブサイトを作成し、そのまま使用することができるサービスです。

「Wordpress.com」や「アメブロ」など使った事ある方もいるかもしれませんが、イメージとしては同じです。

WordPress.comやアメブロなどとの違いは、上記がブログサービスとしてブログを作成することを前提としておりますが、MovableType.netはウェブサイトを管理するCMSサービスとして、ウェブサイトを作成することを前提としているようです。

ですので、ライバルとしては、「Jimdo」や「Wix」などになります。

サーバ契約や、MTのインストールにはDBの作成など様々なハードルがあり、それらを簡単に解決できるサービス。ただし、お値段も安くはありませんが、パブリックベータ期間中は無料なので試してみるのはありだと思います。

僕もアカウントを取得してみましたが、管理画面もMTと違う箇所があり、使いやすくカスタマイズされているものになっています。

まだベータなので、今後もっと色々な機能が追加されるのでしょう。

ちなみにDataAPIに関しては、高山氏の資料に詳しく載っていますので、ご覧ください。

「Movable Type as a Playground」天野 卓 氏

 プラグインもたくさん出していて、MTの開発にも参加されている天野氏のセッション。
MTはフレームワークとしてしっかりしていて、一定のルールの上であれば様々なことができます!というお話です。
MTで代表的なものといえば、HTMLを独自に拡張した言語、「MTML(Movable Type Markup Language)」
これがあるからこそ、MTと言っても過言でないくらいその恩恵は大きく、WordPressがphpのソースコードを記述する必要がある場合にも、MTではMTMLでHTMLと同じように記述することが可能です。
しかも、MTMLの特徴はカスタマイズ(拡張)もできるという点です。
あとからHTMLの出力を変えたい場合、DOMを追加したい場合などにもプラグインとしてタグを拡張することで、HTML(テンプレート)は変更することなく、出力だけ変更することができるのです。
phpのソースコードベタ書きしていたら、、、それがモジュールとかでなくテンプレート毎にベタ書きされていたら、、、
考えるだけで恐ろしいですね。
そういったことが簡単にできるのも、やはりMTがフレームワークとしてきっちりしているので、後々の修正や変更などもルールに従って簡単に実施することができます。

 「Movable Type for AWS を用いた環境構築のポイント」エムロジック株式会社 代表取締役 田島 誠 氏

自称「草食企業」と名乗っていましたエムロジック田島氏は、MovableType for AWSでウェブサイトを構築する際に気をつけるポイントなどを説明いただきました。
 使ったことがなかったので知らなかったのですが、MTのインストールディレクトリのパスが特殊だったり、nginxやmysqlのconfの場所も違うようです。
これを知らないで、他のサーバ環境に慣れた人だと、あれ?あれ?と戸惑ってしまいそうですね。
また、タイムゾーンの設定だったり、その他の設定がマイクロをターゲットとしていたり、大規模サイトを運用するときには少しずつ色々な箇所の見直しが必要なようです。
また、AWSではインスタンスの種類により、スペックが変わり、スペックが高いものほど再構築が早くなる!、、、と思いきや、あまり変わらないという事例もご説明いただきました。
会社員時代に再構築周りと格闘を重ねておりましたが、大抵はテンプレートの変更やキャッシュなどを用いることで再構築時間を大幅に減らすことができたりします。
MTの中にtoolsというディレクトリがあり、その中にある「mt-tmpl-test」というスクリプトは、指定したテンプレートを再構築し、タグ毎の処理時間や、SQLの発行回数なんかも表示されますので、本当に困ったときには是非実行してみてください。
負荷が高い順に、なんとかできないか考えるほうが早いかと思います。

「実例からみる日本語Webフォントの最新事情と導入効果
〜SEO対策やブランディングで注目されるWebフォントとは?〜」
ソフトバンク・テクノロジー株式会社
Webフォント エバンジェリスト
関口 浩之 氏

webフォントのご紹介。
webフォントも技術の進歩と共に成長していて、昔は日本語フォントなんて読み込んだらサイトの表示がもっさりしたりってことがあったみたいですが、今はほとんどわからないレベルまできているみたい。
フォントとか見た目部分に関しては普段あまり意識しないので、知らない話が多くて面白いセッションでした。
たとえば、ポスターの文字なんかを注目すると、ひらがなと漢字でフォントの種類が違うとか、テレビのテロップも言葉のニュアンスに応じてフォント変えてたり、フォント一つで同じ背景なのに違ったイメージもったりと、 見た目ってすごく人間に影響与えるんだと今更感動してました。
途中時間がなくなって飛んでしまいましたが、活版印刷の歴史とかも面白くて、また何か機会があればお話聞きたいです。

ハンズオン
「さらば 再構築!? MT と Azure の素敵な関係 2014 ハンズオンセミナー編」
日本マイクロソフト株式会社
エバンジェリスト
武田 正樹 氏

 このセッションはハンズオン形式で、マイクロソフトのクラウド環境Azure上にMTのDataAPIを使って他のサイトのブログ記事を取り込むというところまでを教えていただきました。
Azureを使ったことがなくて、AWSと比べちゃうけど、アイコンだったり、画面が初心者向けというか、使いやすくてよかったです。まず日本語なのがすばらしい!(若干翻訳が怪しいという指摘もあるようですが)
ハンズオンってあまり参加しないので、ついていけるかなとドキドキしながら進めましたが、武田氏の説明も上手でついていくことができました。
武田氏のトークも面白くて、ついつい聞いて手順を飛ばすことはありましたが(笑)
ハンズオンは司会進行役が黙ると、ついていけない人が暗い気持ちになってしまうので僕は黙りません!という名言もあり、非常に楽しい時間が過ごせました。

「それは本当に実現不可能か?~Something Different for the Best Web Solution~」
アルファサード株式会社
代表取締役 野田 純生 氏

もう言うまでもないのですが、トークが面白くて面白くて。
セッションの内容としては、 不可能とも思われるウェブサイトのアクセシビリティーチェック(70ページ?)を可能にするために試行錯誤したお話です。
「無茶振り = チャンス」
フリーランスの今だからこの方程式がわかります。無茶振りをいかに乗り越え、実現するまでに悩みに悩むことで自分自信も成長するということです。
画像の色を自動的に読み取るなんて、たぶん難しいんだろうなーくらいでやろうと考えたこともありませんでしたが、それを見事にやってのけ、ツールまで開発してしまうという天才っぷりを発揮しています。
Googleなら、Appleならどう考えるか。
不可能を可能にする方法は本当にないのか。
経験を積むことで、難しい = 無理と否定から入り、その理論を完成させるための言い訳を考える。こうして文章にすると実にアホらしいけど、やっている自分がいる。
このセッションからも大事なことを学びました。
技術ばっかりじゃなくて色々なセッションがあって、すごく勉強になりました!
MT東京のみなさま、シックスアパートのみなさま、スタッフのみなさま本当にお疲れ様でした。
参加できてよかったです。
久々に長文書いた〜。

 - movabletype(mt), Perl